覚せい剤取締法違反(所持、使用)の罪で起訴された元女優、酒井法子被告(38)の初公判が26日、東京地裁で行われた。検察側は懲役1年6月を求刑し、即日結審した。11月9日に判決が言い渡される。
酒井被告が初公判まで、千葉県内の知人宅に身を寄せていることがこの日の公判で明らかになった。9月17日に保釈され、今月1日早朝に入院していた東京・新宿の大学病院を退院したと報じられてからは、足取りが分からなくなっていた。
逮捕前に“逃走”した際に宿泊先などを手配した東京・中野の建築解体会社「社長」(72)もこの日、報道陣の取材に対して「どこにいるかは言えないが、1人で住んでいるとストレスになるから(知人と住んでいる)」などと、酒井被告が関係者と同居していることを示唆した。
退院後、東京・南青山の自宅マンションや継母(62)が所有する世田谷区内のマンションに戻るとみられたが、報道陣にマークされており、人目を避ける目的もあって千葉県の知人宅を“入居先”にしたとみられる。
また、保釈後に入院していた病院には、がん治療のため継母も入院していたが、初公判で酒井被告は継母とは「(保釈後)会っていません」と明言。長男(10)は港区内の小学校に通学しているため、酒井被告は「私と一緒に住む方が大変。安心できる家族に預かっていただいている」と証言した。
「社長」は、被告と長男の接触について「退院してから10回は会った。自分の子供だし会った時は感激したようだった」と明かした。また、被告が法廷で介護の仕事をすると述べたことには「しないよ」と否定し、芸能界復帰は「あり得ない」と断言していた。
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