がん治療・緩和ケアの情報紹介 岡山メディカルカフェ(岡山大大学院医歯薬学総合研究科緩和医療学講座主催)が11日、倉敷市の商業施設であり、岡山大の医師ら11人が、がん治療・緩和ケアの最新情報を紹介した。
同講座が取り組んでいるがん緩和医療普及促進活動「野の花プロジェクト」の一環。初開催の今回は市民ら約550人が訪れた。
同大大学院の松岡順治教授は、がんになった場合、患者、家族は大病院を頼りがちな点を指摘しつつ「医療は建物ではなく人が行うもの。施設や機械で選ぶのではなく、信頼できる医師を見つけることが非常に大切」と訴えた。
がんの疼痛(とうつう)治療について、同大病院の松永尚准教授は「長期間モルヒネを使っても身体・精神的な依存は起きず、逆に痛みが除去されることによって患者の生活の質(QOL)が改善する」と説明した。相談カウンターでは、参加者は真剣な表情で医師らから助言を受けていた。
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