がんの治療では、病院間の治療格差が大きな問題になっていますが、がんの専門病院が治療成績を公表し、評価し合うことで、格差を是正しようという取り組みが進んでいる。
それぞれのがんセンターは、これまでに実名でデータを公表。それを評価し合うことで、お互いに良い点は見習い、悪い点は是正してきた。
例えば、胃がん手術後の患者が食事を開始するまでの日数が、この1年で2日も早まり、患者のQOL=生活の質の向上に大きく寄与したケースなどが報告されている。
今後は、全国のがんセンターや各都道府県のがん診療連携拠点病院などへこうした動きが広がり、日本全体のがん医療の質の向上につながることが期待される。
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